先日、ある方から「お墓は長男が承継するものだから本家のお墓には次男や三男はお墓に入ることが出来ない」…との話を聞きました。
確かに、順当に考えれば「長男」として本家を継ぐ以上ご先祖のお墓を承継するのも長男だと…言われているのは確かです。
しかし、注意しないといけないのは「長男が承継したらその他の兄弟は一切入ることが出来ない」との思い込みです。
実際は、必ずしもそうではないという事です。
例えば、直接長男から「同じお墓に入ること」を拒否されたり、「話し合いの時間を持った上で入ることが出来ない」
との結論が出されたのであればそれは入ることは出来ませんが、単なる思い込みだけで判断しているのであれば大きな勘違いです。
それは、承継者である長男が理解してくれれば、誰がお墓に入っても問題ないということです。
極端な話「赤の他人」でも、長男(承継者)が承諾すれば問題なくお墓に入ることが出来るということです。
承継した長男の家族や家系によってそれぞれ事情や複雑な背景があります。
事を安易に判断せずに冷静に判断をして、双方納得のいく結論を出しましょう。
親戚や家族(妻・子供)などともよく相談をして皆が納得した結論を出すと良いでしょう。